恋愛論・性愛論 |
個人的にうまくいかない恋愛のために知ろうとした女性の気持ちのこと、心の通じ合い、性のありようなどを探究した。やっぱり男と女の感情の違い、文化の違いは知っておくべきだろう。
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知識批判 |
思想家や知識人に憧れることによる弊害や害悪を考えてみた。権力への欲望や栄光への欲望、階層秩序の欲望などが知識人から見えるだろう。
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専門家批判 |
商業化・専門化がすすむということは個人のひとりで生きられない無能力がすすむということである。また専門家は個人の不安をあおることによって利益を増進する。
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筋肉感情論 |
感情と筋肉のかかわりについて調べてみた。腹が立つときには肩の筋肉をいからせたり、不安なときは胸や腹の筋肉を固めたり。感情とは筋肉によって起こされるものなのである。
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チャネリング
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霊的存在が語るというソートー怪しいものだが、心の癒し方・扱い方、また身体や物質にたいする世界観がものすごい。ほかは排してもこの部分は謙虚に学ぶべき。
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社会生物学
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おもに竹内久美子の著作を読んだが、社会のありようすべてを繁殖戦略から読み取ろうとする姿勢は瞠目ものである。経済も文化も芸術もサブカルも社会現象も繁殖戦略から読み解くべき?
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五感のヒエラルキー |
視覚が優遇され、嗅覚、触覚、聴覚、身体感覚が蔑視・差別される現代。視覚優位によって人間の感覚はどんなふうにゆがみ、身体の喜びや感覚が抹殺されてきたことだろう。視覚優位文明は生の貧困を招く?
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童話解釈
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子供のころに読んだ童話にはどんな意味やメッセージがこめられていたのだろうか。フロイト派、ユング派、歴史学者からのさまざまな解釈と読み方が感嘆と楽しみをもたらす。
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サブカル分析
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映画やマンガなどのサブカルにはどんな意味やメッセージがこめられていたのだろうか。読み解くためにはあまりにも学術的成果は少なすぎ。
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民主政治と国民戦争 |
民主政治とは国民総力戦のご褒美にすぎない。国家から保障される人権、平等、選挙権、年金、健康保険などは国のために死ぬ交換があるから保障されているのである。タダでもらえるものなどなにもない。代償はあまりにも大きい。
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終身愛と有料セックス資本主義 |
一人の人に一生の愛を誓うというロマンティック・ラヴとは企業の終身雇用の産物にほかならない。自己犠牲をともなって終身保障は約束される。タダではない。代償は一生分である。近代は女の性が抑圧され、有料になり、男はどこまでも働かなければならなくなった。女はあまりにも高くなった。一生かかっても払いきれないド資産級である。
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華厳経 |
一滴の滴の中に全宇宙があり、一瞬の中に永遠があるという華厳経を理解しようとして、量子力学などにも手をのばしたが、世界はひとつながりの存在であるという理解は得られなかった。
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自己の虚構論 |
「私」も「過去」も「他者」も頭の中の概念や言葉がつくりだした「虚構」である。そんなものはどこにも存在しない実体のないものである。頭の中で仮構されるだけである。頭の中の概念、思考、言葉が存在しない虚構と悟られたとき、大きな安らぎを手に入れられるだろう。頭で考えたことに怯えることはないからだ。
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感情社会学 |
感情は喜びをもたらすと同時に苦悩と苦痛ももたらす。感情はなんのためにあるのか。悲しいときには泣き、楽しいときにはうれしがり、恥ずかしいときには去る、といった社会規範を守らせるために感情の規範はわれわれに植え込まれている。感情という社会制度に管理されないためにこの感情社会学という学問はおおいにこれからの成果が待たれるところだ。
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心理主義化社会 |
衝撃的な殺人がおこるたびマスメディアに心理学者が登場してきた。犯罪が心理学的に理由づけられ、経済や社会、文化に原因が認められず、個人の心のみが悪いという時代が到来した。心理学に心を脅かされないために心理学者の言説には警戒すべきである。心理学者は大儲けで権力者の野望を抱え持つ。
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人間の比較序列の超越 |
われわれは人との比較をとおして優劣や劣等、上位や劣位、勝利や敗北の感情を味わう。仏教者はあえてそれらの敗北や劣位を選ぶことにより、比較競争の恐怖を避ける方法をさとしてきた。「愚か者」になれ、「落ちこぼれろ」といってきたのである。心の安らぎはそこにある。
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労働至上主義・会社中心社会批判 |
仕事ばっかりの一生、会社にどこまで奪われる人生――私はそんな社会が一刻も早く終わることを望んできた。せめてそんな価値観が崩れ去るときがいつか来ることを願ってきた。しかしいつまでたってもその価値観が変わることもなく、労働がわわれれの人生を収奪することの反省はわきあがってこない。ちかごろはあきらめ気味である。また食うためには会社に身を売るしかない。怒りと悲しみを捨てがちである。
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漂泊と隠遁 |
中野孝次の『清貧の思想』を読んで欲をもたない生き方におおいに共感をもった。これらの著作群や生き方には共感と安らぎが多くこめられている。『山頭火日記』、洪自誠『菜根譚』、『老子』、『荘子』、陶淵明、西行、一遍――賢者の安らぎとはこれらのなかにあるのだろう。
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ビジネス書 |
世界大恐慌の予測にビビり、現代の経済と社会、歴史の関係を知ろうとした。浅井隆、堺屋太一、ドラッカー、日下公人、トフラー、ハンディ。
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大乗仏教 |
思考や自己、認識や世界観の虚構性を知るため。『大乗起信論』、唯識論、華厳経。
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トランスパーソナル心理学 |
感情が思考に起因し、思考は虚構に過ぎないことを知りたかった。カールソン、ウィルバー、クリシュナムルティ、ラジニーシ。
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共同幻想論 |
社会の常識や規範、世界観がただの幻想に過ぎないことを知るため。R.D.レイン、岸田秀、リオタール、ニーチェ、竹田青嗣。
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現代思想・哲学 |
ただ現代の知の頂点を知りたかっただけ。ポスト構造主義、構造主義、実存主義、現象学。。。
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大衆社会論 |
画一化・均質化する集団を嫌ったため。ニーチェ、フロム、オルテガ、J.S.ミル、リースマン。
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