Mind, Society and Economy――Thinking Essays


      考えるための哲学エッセー  


               




      このホームページはエッセーと読書録の二本立てです。
      読書録はエッセーの内容とだいたい連関していますので、参考にしてください。

      わたしがおもに興味のあるテーマは社会心理的なもので、その関わりにおいて、
     ビジネス書や現代思想などの本を読んでいます。
      いまの社会はなぜこうなっているのか、これからどうなるのかといったことが、
     目下のわたしの興味の中心です。
      基本的に会社中心社会と経済至上主義に疑問と憤りをもっていて、
     なんとか変えられないものか、なぜこうなっているのかを考えたいと思っています。

      エッセーの内容を思いつくのは本から啓発を受けることもあるし、
     日ごろの疑問や思いつきから書かれることもあります。
      書いているときに本を参考にするということは面倒くさいのであまりありません。
      だいたい読んだ本のいくらかは忘れてしまうことが多いのですが、
     忘れていたつもりでもエッセーにひょっこりと顔を表わしていたりします。

      わたしの個人的趣味であるエッセーと読書録がなんらかのお役に立てばと思っています。     




                      SINCE 1997/12 written by ueshin.  




  考えるための哲学エッセー集


    「ヤメられないトメられない暴走日本人に必要なストッパーとは」 98/6/1.

         従順な人間ばかりでは社会は集団暴走を食い止められない。
         死の行進をつづける日本人に必要なのはどのようなものか。

       「平等とはほんとうにいいものか」 1998/5/24.

         平等は高貴さや名誉といった人間の尊厳を破壊してきたのではないか。
         人間の自由な生き方や価値観、評価や称賛のモノサシを奪ったのではないか。

       「「理想社会」というパラドックス――中川八洋『正統の哲学異端の思想』私感」5/12.

         平等や進歩という過去の破壊が全体主義体制への道をひらくのか?
         伝統や権威にこそ自由の砦があるという保守主義を考えてみました。

       「モノ貧乏/時間貧乏――「暇であること」の復権を!」 98/4/29.

         多忙なビジネスマンは貧困者であり、ホームレスはリッチマンだ。
         暇な時間を至上価値においた価値軸では、優劣順位が大逆転だ。

       「人類はから生まれた?」 98/4/27.

         水中での生活が類人猿から人類への進化を導いたのか、ちょっと検討。

       豊かになればすべての問題が解決すると思っていた親たちの貧しさ」 98/4/19.

         少年たちの犯罪化に大人たちが衝撃を受けている。
         富のためにキバを抜かれて隷属している大人たちへの報復だ。

       「アンチ上昇志向!」 98/4/15.

         消費生活も、組織での上昇も頭打ちだし、上昇志向はもうしんどい。
         上をめざさず、足るを知り、欲をすくなくしたほうがラクで楽しい?

       旧い価値観と勤勉の強制力はなぜなくならないのか?」 98/4/5.

         もはや会社や経済がわれわれに幸福や希望をもたらす時代ではないのに、
         なぜ勤勉を強制する旧い価値観や会社絶対主義はなくならないのか。

       業社会で生きるということ」 98/4/1.

         働くことや会社勤めの目標や価値観がいまだにわたしにはわからない。
         グチやら批判やら閉塞状況などをうだうだと書き連ねています。

       「見えない規範、見えない言葉のタブー」 1998/3/13.

         本当の規範はまるで口にされないし、言葉は多くのタブーに覆われている。
         見えない規範や本当の社会の姿を暴き出すことがまず必要なのではないか。

       「ビッグバンが必要なのは国営品の人生だ」 1998/3/8.

         日本人は「よい学校に入って、よい会社に入って」という生き方しかできない。
         これはまさに社会主義国の国営品の人生ではないのか。

       「「会社」という日本人のただひとつのよりどころ」 1998/3/4.

         会社に所属することでしか世間の承認を与えられなかった日本人。
         近代化の終焉という事態に立ち向かえないゾンビの大人はどうあるべきか。

       「わたしがのぞむ生き方と社会」 1998/3/1.

         わたしはどのような生き方ができる社会になってほしいか。
         自由な生き方と全体への自己犠牲を強いらない社会になってほしい。

       「諸悪の根源――法人優遇社会と言語化されない社会」 1998/2/20.

         どうやら企業至上社会の根本には法人優遇制度があるようだ。
         言語化されない社会も、過ちや失敗を正せない社会の原因だ。

       「なぜ個人はだれにも守られないのか」 1998/2/17.

         なぜ個人は企業の暴虐から守られないのか。
        個人がおとなしくなり、政治や司法が無力化したのはなぜか。

       事件主義批判」 1998/2/7.

         コトが起こらないと問題にならないニュースは、ちょっとオカシイ?
        モグラが出てきたのはモグラ叩き機械からであって、モグラのせいだけか。

       「規範なき、あなたまかせ日本人の悲劇」 1998/2/5.

         日本人からなぜ規範や規律が失われ、アノミー社会になったのか。
        規範が、官僚や政治、マスメディアなどに専門委託されたからではないのか。

       うれしい出版社、ザンネンな出版社」 1998/2/2.

         出版社や文庫についていろいろ言いたいホーダイ。

       「集団依存型のアノミー日本人はなぜ生まれたのか」 1998/1/28.

         日本人は社会の与えるものに疑問を抱かず、そのまま受け入れる。
        なぜ日本人は大人になれず、社会をアノミー状態に陥れたのか。

       利己心・道徳・経済的繁栄」 1998/1/25.

         こんにちの利己的な経済的繁栄は、道徳的崩壊をもたらしてしまった。
        非人間的な市場論理だけで生きるのは、人間としてよいことなのか。

       有閑立国――時間をたのしむ国への転換」 1998/1/13.

         閑暇をふやせば、未来産業が繁栄する。
         モノを買うには時間はいらないが、ソフトを楽しむためには時間が必要だ。

        私利私欲と戦後の経済成長」 1998/1/10.

         勤勉な会社勤めも、じつは私利私欲の追求にしか過ぎないのではないか。
        金儲けの私利私欲を、若者たちはひそかに軽蔑しているのではないか。


   バックナンバー1997 「経済社会の崩壊、消費社会の終焉、思考という虚構」

          1997年に書かれた哲学エッセーを集めています。(21ファイル)
          「日本経済社会崩壊のとき」「戦後日本社会の危機」「マザコン男、
         社会保障制度、官僚支配」「会社はなぜこんなにつまらないのか」
         「目的なき時代の働く意欲」「思考は超えられるか」etc.



  いま、どんな本に関心があるか

        さいきん読んだ本を紹介しています。(本の値段は購入時価格です。)


    「1998夏 日本の正体―これからの生き方―民主主義」 (98/5/30更新)

        日本社会のほんとうの姿とはどのようなものだろうかなど探っています。

    98春 経済と道徳―経済思想史―社会規範」(約30冊)

        テーマは経済と道徳の関係はどうあるべきなのか、といったことなどです。

    「97秋冬 アジア―経済の未来―官僚統制―社会論」(約25冊)

        テーマは自由を奪っているのは官僚なのかといったことなどを探っています。



  思考のためのブックツール・ガイド

        本のブックガイド・書評のコーナーです。
        (本の値段は購入時価格です。あくまでも目安にしてください。)


    「わたしをブチのめした十冊の本」     
 
        これまで読んできた本の中で、わたしの脳みそに電撃ショックを与えた本です。
        フロム、ミル、岸田秀、トフラー、クリシュナムルティ、ウィルバーたちです。

    経済や社会は、これからどうなってゆくのだろうか」

         経済のこれからがどうなってゆくのか――ドラッカーや堺屋太一、トフラー、
         ハンディやブリッジス、フクヤマなどの書評とともに考えています。(約35冊)

    「現代人はなぜ、「みんな」と生き方しかできないのか」

         現代人の画一性・均質性に警鐘を鳴らした本――オルテガやフロム、リースマン、
         フーコー、ニーチェ、トフラー、ウォルフレンなどの書評です。(約25冊)

    「社会は、「共同幻想」によって成り立っているのか」

         世界観や常識、慣習といったものは「絵空事」で成り立っているのか。
         岸田秀、ニーチェ、竹田青嗣、養老孟司たちは答えてくれるのだろうか。(約30冊)

    歴史の中に、「未来」をみいだすことができるか」

         文明論や経済史、歴史のなかから、これまでの歴史の流れの動因や、
         未来を予測する手がかりを探しています。(約30冊)

    社会はこれからどこへ行くのか」

         社会はどのようなことをめざし、どこに行こうとしているのだろうか。
         おもに現代社会の変化を探求した本を紹介しています。(約20冊)

    現代思想はなにを語っているのか」

         現代思想を理解するための本を紹介したり、
         近代哲学の本について、感想をのべています。(約30冊)

    トランス・パーソナル心理学は恐怖悲しみを終焉させることができるのか」

         ケン・ウィルバー、クリシュナムルティ、バグワン・シュリ・ラジニーシ、
         といったトランスパーソナルの主要な著書の書評です。(約30冊)
         
    仏教・インド哲学は世界を実体なきもの、「空」と見なすのか」

         仏教を「心理学」として読みなおすことはできないのか。
         『般若心経』や『大乗起信論』、『大乗仏典』などの感想です。(約10冊)

    心理学は心をすことができるか」

         心理的な悩みや問題を解決するための実利的な方法を、
         自己啓発、認知療法、交流分析、精神分析などから探っています。(約15冊)



  That's PROFILE


    「わたしはどんなを読んできたか」

        わたしのかんたんな読書遍歴と趣味などが紹介されています。

    ! ホームページ開設記念エッセー」 1997/12/6

        わたしはなぜホームページを開設するのか、
       どのようにしてホームページはつくられていったのか――舞台裏の紹介です。 



  スグレもののホームページ・リンク選


    「社会批評・経済・社会学・現代思想リンク」(98/4/1更新)

        スグれた社会批評や現代思想、経済の未来を探るためのリンク集です。

    「書評・トランスパーソナル心理学・ディレクトリ・サービス評・リンク集」

        ほしい本を探したり、トランスパーソナルを知るためのリンク集です。



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           過去と未来の重荷を捨てなかったなら、幸福のドアは開かない。

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