社会批評・経済・社会学・現代思想リンク集


                                            1998/4/1更新




          目次


         スグれた社会批評のホームページ

         経済の未来を知るためのリンク集

         社会を知るための社会学アプローチ

         思考の極限をゆく現代思想サイト




    スグれた社会批評のホームページ



   


     ひじょうに鋭く時事問題をとりあつかったサイトである。

     「ヤクザ資本主義」や「酒鬼薔薇聖斗を生んだ戦後日本社会」など、

     神話学的・民族学的ボキャブラリーをもちいた批評はスゴイ。

     日本経済カタストロフィやオタク、カルト系の話題にも強い。

     リンク集はカルト系を中心に膨大な量がある。



    草の根維新の会


     トップ・ページがすさまじくアートしていて、カッコいいサイト。

     「独断と偏見の間」で、政治や時事問題にたいする批評を読むことができる。

     このような個人が公共に意見をのべる秀逸したサイトはもっと増えてほしいと思う。




    「明日への道標」−みんなが幸せになるために


     大蔵省を守れといったほかとはちょっと違う考えがひじょうにためになり、

     官僚や政治について勉強させてもらおうと思っている。




    市場主義と消費者主権


     なんだかタイトルとテーマはいいのだが、

     「我々は革命を生起する」といった勢いこんだトップからはじまるこのサイトは、

     作者がいうとおり「見切り発車」のまま、前のめりにつんのめったようだ。

     更新がストップしているようなので、がんばってほしい。



    日本社会を語る


     「日本社会について考える」「時事問題を考える」といった批評がいい。

     もっと提言や意見を、個人がおこなうようになるのはとてもいいことだ。

     新聞やテレビ・ニュースの意見だけが、即「世論」となってしまうのではなく、

     個人のナマの意見や考えが世論に反映されることが大事なのではないだろうか。

     

    OONUMAの辛口時評


     中小企業診断士がオーナーのホームページであり、

    「憤懣ぶち撒けの巻」の部屋があり、この意見がいい。

     戦前生まれの人らしく、すっかりとおとなしくなった中高年を叱っているのがいい。

     日本人の白痴化や倫理観の欠如を嘆く正統的な論調がなつかしい。




   

     ご存じ、竹村健一のホームページである。

     読みたくなるような項目は多いのだが、有料である。

     パッケージされた知識に金を支払うことに慣れているわたしは、

    どうもこういう無形のものに金を払うというのは抵抗がある。

     「今週の視点」「辛口時評」「ビッグ対談」などがある。

     「おすすめサイト」はかなりインターナショナルしている。

     「ジャパニ・ネット」に閉じこもっているわたしは、言葉の壁が厚い。



    緒方靖のホームページ


     いじめこそ学校の「道徳」という捉え方はひじょうにスルドイ!

     「差別を復権させよ」「いじめを奨励せよ」とか「勝ったものが正義」

    といった逆説的な言い方がものごとの本質を突いている。

     正義を説くより、悪とよばれるものが必要な理由を見つめるべきだ。

     正義のうさんくささにはだれもがうんざりしている。



    New Hope!

     コラムやインターネットなどの未来への展望がのべられている。



    SOPHIA


     「漂流船日本丸はどこへ」「物語の中の女たち」「神戸の空の下で」

    「市民よ立ち上がれ」といった連載ものや読み切りものが読める。

     若い女性向けの小雑誌のようである。



    超・適当にやってようぜ


     ライトなコラムや日記のホームページ。

     日常のちょっとした憤懣や思ったことが書かれていておもしろい。



    AWA WWWBBS World


     読書からの電子メールによるフォーラム。

     「こんな話題で盛り上がりたい」や「時事問題」、「音楽・映画」などなど、

    なんでもありの電子掲示板がある。

     情報収集や世間に言いたいことなど、かなりお役に立ちそう?



    西洋文明の常識


     ホームページから出版されて、げんざい書店に並んでいる。

     さいきん、そういう流れが増えている。

     「世界は簡単だった」と銘打たれたこの内容は、

     かなりの量をインターネットでも読むことができる。

     ネットで読もうか、書籍で読もうか、むつかしいところだが、

    やっぱりいまでも読書に適しているのは、書籍に軍配があがるだろう。




    「21世紀新人類文明の創造」


     20世紀末の文明の危機を救うにはどうしたらいいかといったことを

    テーマにした論文が読める「21世紀文明研究所」のホームページです。

     物質文明の行きづまり、神道の叡智、新人類文明の創造といった

    テーマがとりあつかわれている。

     なんだかものすごく殺気立ったホームページなのだが、研究員募集とか、

    なにをそんなにいきり立っているのか、ちょっとわたしにはよくワカラナイところがある。

     でも著者は20年来、文明を研究し、蔵書は1万冊にのぼるそうである。

     「日本ネットサーフィン」はディレクトリ・サービスなみの内容になっている。





      『極・私的鉄道論』


     いぜんは社会批評がメインのページだったが、

    いまは趣味の鉄道がメインのページになっているが、

    社会批評はそれらのなかに織り込まれている。

     「旧ページ」の「企業への異議」をとなえた「社会問題放談会」がいい。

     産業優先で、企業に個人が宗教団体や軍隊のようにとりこまれている、

     この社会の現状を批判しているのがよい。

     しかしじっさい問題として、食べてゆくためには、

    われわれはどのような生き方・方策をとればいいというのだろうか。






   経済の未来を探るためのリンク集



     UPU『ソシアル・リプレイスメント仮説』


      社会での人材の再配置(リプレイスメント)を探ったきわめて優れたページである。

      島田晴雄『「新産業」創出の条件』とか清家篤『人材流動化時代の雇用システム』、

     野田正彰『団塊の世代の行方』などのこれから雇用や労働がどうなってゆくか、

     といったことを探った論文が読めるページである。

      UPUという会社が出版した本の全内容である。




     日本経済史と歴史的経済学に関するウェッブ


      写真入りのつぎつぎと追加される「本の紹介」のコーナーがいい。

      経済学や民俗学、哲学といろいろ幅広く、魅力的である。

      本にたいする愛情が感じられて、なんとなく好きなページである。




      (速読本舗)


      ビジネス書が月4冊紹介されているホームページで、

     有料会員になると毎月4冊分のメールが送られてくる。

      ビジネス書を短くまとめた概説はひじょうに便利でおトクだ。

      ビジネス書というのはあまりにも薄っぺらいので、買うべきかやめておこうか、

     迷ってしまうし、あっという間に書店から消え去ってしまうし、

     読むヒマもない人は概説があれば、たいへん重宝する。      

      なお、この「速読本舗」にリンクを貼ると無料会員にさせてくれるということである。

      リンクを貼るだけで、うれしいメール・マガジンが送られてくる。(毎月助かってます、感謝)





     Webookの感倉庫箱


      ほぼ毎日一冊ずつの本の紹介・書評をおこなうというすごいページ。

      こんなに早く本が読めて、書評をおこなえるものなのか、感嘆。

      だいたいはビジネス書が中心になっている。

      メール・サービスもおこなっている。




     ジャパン・ビジネス・ニュース(JNEWS)


      かなり鋭いビジネス情報を捉えたホームページになっている。

      ビジネスはきわめて優れて社会の変化を探る試みだとわたしは思っているので、

     このもりだくさんのビジネスニュースはかなり参考になる。

      CSJのベスト賞に選ばれている。




     


      「会社潰れたしもたがな!」というノー天気な倒産劇が、

     新入社員の女性からオモシロオカシク語られたもので、これは本になっている。

      ほかに「ウチも潰れてしもたがな!」とか転職日記、出版日記など、

     タイムリーでおもしろうそうな話題がたくさんつまっている。

      関西の女性デザイナー&ライターのホームページで、さすがセンスはいい。

      雑誌の取材などにいろいろ忙しい彼女はSOHO時代の立役者?



     平成失業者日記


      失業中の著者の日常や働くことにたいしての思いがつづられている。



     川村渇真の「知性の泉」


       「未来社会への対応術」や「情報社会で必須となる上手な説明技術」、

      「ジャーナリズムと市民運動の変革」「人と社会を支援するネットワーク変革」

      など参考になる文章が読める。



    小林裕ホームページ


       経営コンサルタントの人だけあって、「お勧めのビジネス書」では、

      ◎○×の一刀両断の評価をしていて、本選びのとき参考になる。

       「ビジネスに役立つホームページ300」「独断オピニオン」など内容が充実している。



     日本の財政ホームページ


       日本の財政について考えているホームページで、

      書籍紹介、私の本棚のページがかなり参考になる。




     Tea Timeの経済学


       企業の戦略や経済のフシギがわかりやすくのべられているホームページ。

       著者は『うさぎにもわかる経済学』という本を出しているそうだ。




     労働組合電脳部


       労働に関心のある人ならだれでも参加できるバーチャル労働組合。

       「電脳部電子掲示板」で企業でのヒサンな実態や内情を知ることができる。

       会社で困ったことがあれば、ここに相談すればいいと思うし、

      ヒドイ会社にこき使われているのなら、ここでチクってやれ!

       このような情報の蓄積が、個人に自由がない企業絶対主義社会を

      変えてゆくきっかけになればいいと思う。

       「ペンは剣より強し」ではなくて、「キーボードは剣より強し」だ。

       会社の内情を秘匿するのが(自殺までして)、美徳と思うような人もいるようだが、

      若い世代や子どもにはそれはアウシュヴィッツにしか見えないことを知ってほしい。

       もうこの企業専制国家は耐えられない!




     会社の悪口


       リストラやセクハラ、超過勤務、就職活動などについての悪口が、

      読書の投稿によってつづられたホームページ。

       スサマジイ企業の実態や内情がここにくれば、知ることができる。

       CMやメディアによって企業のキレイ事ばかり見せつけられているから、

      個人はこのページで企業のヒサンなウラ広告も検討しておいたほうがいい。

       ただ、やっぱり個人的な中傷・ウップン晴らしの内容も多く、

      そういう内容は友達のグチとおなじく、あまりよい後味をのこさないかもしれない。



     angry papa


       怒りバクハツ! I am Angry!

       怒っている人、腹がたっている人のアピール・ボード。

       「企業」「政府役人」「人間」「商品」などへの怒りが投稿されている。




     大企業のなかの民主主義と人権の前進のために


       ついつい冬のリスのように集めてしまう労働組合のホームページ。

       労働組合は裏のエリートコースだとかささやかれ、組織率の低下がめだってきて、

      もうあまりその効力も役割もなくなってきたかもしれないが、

      いちおう、ブックマークにはなぜかせっせとかき集めてしまうのだ。

       企業とたたかっている個人とリンクが貼られていて、

      こういう情報の集積が、企業社会を変えてゆくきっかけになればいいと思う。

       われわれは自分の生活や出世のために会社への不満を握りしめてしまうわけだが、

      この段階を突破しないかぎり、日本には近代的な民主主義は生まれもしないし、

      子どもや子孫にその煮え切らないツケをどんどん譲り渡してゆくだけだろう。






    社会を知るための社会学アプローチ



     SOCIUS−見識ある市民のための社会学リファレンス


      社会学のズバ抜けたホームページ。

      内容的にも容量的にも、膨大な労作サイトである。

      基本的には社会学入門のハイパー・ブックガイドがメインで、

     社会学のレクチャーも受けられようになっていると、たぶん思う。

      この世界の可能性をどんどん押し広めていってほしいと思う。

      リンクはかなり参考になる。

      ただ社会学の復習ばかりではなく、現実世界の問題にもっと目を向けてほしい。




     『神田の見解』

      社会学や世の中についての書き込み量がものすごいページである。

      差別や階層、ホームレスなどの社会問題から、家族・女性問題、インターネット、

     電脳文化などについて、ひじょうに興味の魅かれる考察が行われている。

      考えさせられる。




     たけのこホームページ−社会学の窓


       「読書日記」が社会学の本から、テレビ、雑誌までいろいろ語っていて、

      かなりおもしろいし、参考になるし、タメになる。



     『宮台真司とその思想』


       宮台真司のファン(?)が語る宮台情報と社会論。

       わたしも宮台真司という人はスルドイ人だと思うし、

      社会をすっぱりと説明する手さばきはスゴイと思うが、

      この人からだけではいまの社会は見えてこないと思うのだけれど。






   思考の極限をゆく現代思想サイト




      竹田青嗣ホームページ


        WAOOH! 竹田青嗣のホームページだ。

        竹田青嗣という人は思想や哲学をひじょうにわかりやすく噛み砕いて

       説明してくれるので、わたし自身もこの人からおおく学んだ。

        「説き語り哲学講座」や「思想講座」などがあって、

       シャープな批判や認識はいつまでも銘記しておきたい。




      The Site of Naohiko Oikawa and Keiko Saito


        かなりカッコいい現代思想のサイト。

        エッセイでカント−ドゥルーズ、メディア、資本主義、

       エヴァンゲリオンなどが語られている。

        英語が多用されているので、とっつきにくい。(わたしだけ?)




      IKEDA Tadashi Institute


        政治・経済・社会・哲学・歴史・書評などが研究員によって、

       なんでも語られたホームページである。

        かなりお役にたちそうなサイトなのだが、ハード・ディスクの

       かりかりかりーっ!という音がいつまでも止まらない重いサイト(?)なので、

       じつのところわたしはあまり中身まで見ていない。(遅いモデムが悪い?)




      F式ワンダーランド!


       リニューアル・ページはすさまじくマルチ・メディア・クリエイターしている。

       JustNetマイページコンテスト'98に入賞している。

       はじめて訪れるときは、注射されたり(ソフトをインストールされる)、待たされたりと、

      どこかの大学病院状態になるが、待つ価値がある内容になっている。

       心理学、宗教、心理学、小説など、読書録、書評がかなり充実している。

       旺盛な読書録は、読もうかと迷っている本の書評があれば、とても重宝する。

       ほかに「人間を考える 宗教・心理・倫理」といったコーナーや、

      「物語の創造」といった創作のコーナーがある。





      人間学研究所


        遊んでいます、現代思想をパロディってます。

        「ウィトゲンシュタイン氏とフーコー氏との冥界ホモ対談」とか、

       ニーチェ遺稿『この屁をくらえ』『脱糞への意志』など、

       現代思想マニアにはたまらないパロディをやっているが、「思想家の死に方」とか、

       しごくマジメな論文もあってその境目がわからなくなる。

        パロディは脱構築の戦略?、それとも愛着?



      哲学の劇場


        哲学書の書評や「哲学史研究会」、「現象学研究会」などがある。

        「LINKS」のボードリヤール、デリダまでの世界へのリンク集はスゴイ!



      稲葉振一郎のホームページ


        おもに正義論や自由論などの社会哲学に関心をもつ大学の人のサイトだが、

       ちょっと小難しいそうで、敷居は高そうだ。

        ナウシカとかファイナル・ファンタジーとかメディアを用いている。

        「インタラクティブ読書ノート」がかなり興味深い。



      佐倉哲エッセイ集


        国際政治、日本思想、社会、キリスト教、仏教といろいろ語られたサイト。

        「空の思想」や「国家の物語」など興味あることがとりあげられていて、

       読まなければ――。



      こくぼしげるのホームページ


        「ほんのページ」に科学思想から社会学、生物学と、

       いろいろな本がていねいに語られている。



      K.Yamasaki's Home Page


        「電子テクスト・サイト」が、カント、ヘーゲル、ミル、オルテガなど、

       スサマジイほど!(英語だけれど)、充実している。

        山崎カオルという人はラテン・アメリカ研究の人(?)なのかな、

       著作権はまったく主張しないという宣言には学ぶべきものがあると思う。




      Ariadne


        人文科学・社会科学のサイトを全世界的規模で検索するための検索エンジン。

        これはスサマジイほどの情報量だ。

        ヒジョ〜に役立ちそうだが、ただほとんど外国語のため、

       わたしにはほとんど使えな〜いのが事実だ。




      哲学/倫理学/宗教学 関係国内リンク集


        研究機関やデータベースなどのリンクと検索ができる。



   

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